EDを治療する画期的マシン!「ED1000」登場!

これまで内服薬しかなかったED治療の世界に革命が起きつつある。

「ED1000」は、ペニスに衝撃波を当てることで血管機能を高めるという画期的なED治療マシン。

日本でも少しずつ普及し始めている。

現在ED(勃起障害)にはバイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ(パルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)といった内服薬が使われている。

これらはPDE5阻害薬といって、どれも男性がコーフンしたとき勃起の邪魔をするPDE5という酵素を抑える働きを持っている。

画期的な薬には違いないが、残念ながら「どんなEDも一発!」とはいかず、効果がない人も3割くらいいるのが実情だ。

また、心臓病に使われる硝酸塩系薬剤などをのんでいる人は危険なので使えない。

そんな中、「EDを治すマシン」が登場した!

薬と違って誰でも使えるし、今のところ深刻な副作用はまったく報告されていない。

これによって、「EDの世界で大革命が起きようとしている」と、順天堂大学大学院医学研究科秘尿器外科学の堀江重郎教授は話す。

「ED1000」って?

衝撃波を当てて衰えた血管機能を高めるその名は「ED1000」。

もともとイスラエルで開発された機械で、2010年に初めて論文が発表された。

現在、イスラエル、インド、そして日本で臨床試験が行われており、米国でも近くFDA(米国食品医薬品局)の認可が下りそうだという最新の医療機械だ。

そもそも衝撃波を使った治療は1980年代に確立した尿路結石破砕術から始まる。

やがて衝撃波によってサイトカイン(生理活性物質)が放出されて「新しい血管ができる」作用がわかり、今世紀に入ってから狭心症の治療などに使われるようになった。

ED1000はこれをED治療に応用したもので、実際にペニスの血管機能が高まることが確認されている。

そのメカニズムは「はっきりと確認されたわけではないが、海綿体の血管新生効果があるのだろうと推測されている」と堀江教授。

具体的には、ペニスの5カ所に衝撃波を与える治療を20分程度行う。

これを3週間で6回行い、3週間休んで、再び3週間で6回。つまり、9週間で合計12回行えば治療終了というわけだ。

日本でも帝京大学医学部附属病院(東京都板橋区)で、50代以上のED患者で臨床試験が行われた。

2012年の日本性機能学会での発表によると、27人中18人(67%)に勃起の改善が見られ、15人(56%)がセックス可能になったという。

EDはさまざまな原因で起こる。

甘酸っぱいチェリーボーイにありがちなのは、機能的には問題ないが「緊張して立たない」という心因性のヤツ。

それに対し、年を取ると機能的な原因で立たないことが増えていく。

そんな悲しいお父さんたちにこそ、ED1000は威力を発揮する。

ペニスの動脈は細く、動脈硬化の影響が真っ先に表れる。

日本性科学情報センターで行われた調査によると、40代の20%、50代の40%、60代の60%がEDと推測される。

年齢が上がるほど増えていくのは、年とともに血管の機能が衰えていくため。

ペニスの神経や血管からNO(一酸化窒素)が出ることで血管が拡張するが、動脈硬化によって血管が衰えると充分なNOが出せず、若き日のような「ビンビン」は難しくなってしまう。

バイアグラなどPDE5間害薬は、あくまで「勃起の邪魔をするPDE5を抑える」ものなので、そもそも血管からNOが出なければ効果はない。

ところが、ED1000は新しい血管を作ることで血管機能を回復させるため、そういう人にこそ効く。

また、セックスするたびにのまなければいけないPDE5阻害薬と違って、「EDを根本的に治す」とも期待できるのだ!

治療費は、某クリニックでは約40万円

日本でED1000の輸入代行を行っているメデイテックファーイーストによると、ED1000の治療を受けられるクリニックは2013年6月には全国に6施設しかなかったが、2015年9月現在は13都道府県で31施設と、2年間で5倍に増えている。

健康保険は利かないので自費診療。

ちなみに名古屋市の某クリニックでは、9週間12回の治療を約40万円で受け付けている。

一方、大学病院の臨床試験なら無料だ。

堀江教授の順天堂医院(東京都文京区)でも近い将来、臨床試験を予定しているという。

ED1000も万能ではなく、帝京大学の臨床試験を見ても効果がなかった人が30%以上いる。

しかし中高年のED、とりわけ「血管の衰えによるED」に効果が期待できるのは間違いない。

何年かしたら、「ED治療には衝撃波治療」が当たり前の時代になっているかもしれない。